この記事では『眠れなくなるほど面白い哲学の話』の私個人の感想などの振り返りをアウトプットしていきます。
- 世界中の哲学者の考え方を知ることができる
- 難しく考えがちな哲学について、かみ砕いて私たちのわかるように解説してくれている
哲学には前々から興味はありましたが、正直難しいだろうなという先入観がめちゃめちゃありました。
なので哲学について勉強するには、
とか
そんな事ばかり考えていて、なかなか手をつけられずにいたんです。
今回『眠れなくなるほど面白い哲学の話』を私の所属するビジネスコミュニティの主催者である優斗さんに進めてもらい読んでみると、
哲学ってそんな難しいものではないんだな!
ということを感じることが出来ました。
『眠れなくなるほど面白い哲学の話』の要約
本書は下記のような3名の読者さんを想定して書かれたようです。
- 哲学は、興味があるけど、難しいと挫折した方
- 壁にぶつかっている方
- 生まれ変わりたい方
哲学に興味を持ち始めるタイミングって、上記のような状態に陥っている人が多いのかなと思います。
本書にはたくさんの哲学者の考え方が収録されており、71項目に渡り、あらゆる哲学者や宗教家の名言や考え方が紹介されています。
どんな内容が書いてあるかは、アマゾンの商品写真に掲載されているのでそちらを見ていただくとわかりやすいかと思います。
これだけで要約になっているようなものなので気になる方は是非見てみてください。
それぞれの哲学者の考え方を、現代に置き換えたり作者の実体験を元に解説してくれているので、非常に身近に感じやすく理解しやすいです。
また同じ時代に生きた哲学者同士の関係性もわかるので
という発見にも繋がります。
人間関係がわかるとさらに哲学が楽しくなってきますね^^
『眠れなくなるほど面白い哲学の話』の感想
本書は一言で言うと「哲学の入門書」的な立ち位置にぴったりなんじゃないかなと思いました。
哲学者達の様々な考え方を知ってくるにつれて
「○○とは、△△である」
↑
「いや、○○とは、□□である」
の繰り返しなんだということがわかってきました。
そして、それでも全然OKなんだなって思うようになれました。
自分の中にある「こうあるべきだ!」というものに縛られ過ぎている人こそ、哲学を学ぶと心が少し軽くなるんじゃないかな。
この哲学者たちのやり取りをみて少しずつですが「そういうの、アリなんだ!」と思えるようになってきました。
お気に入りの哲学者が見つかる本
本書には古今東西様々な時代や国・地域で活躍した哲学者の考え方が紹介されています。
その中から、自分のお気に入りの哲学者を見つけるのも楽しそうだなと思いました。
本書を読んで私のお気に入りになったのはモンテーニュ!
自由とは、他人の意見から解放されることだ
この言葉です。
私自身、
- 他人からどう思われているか
- 嫌われていないか・悪口を言われていないか
- 世間的に自分ってどうなんだろう
みたいなことをめちゃめちゃ気にする部分があって、それがしんどい!って思うことも多いんですよね。
でもそれって、一見想いのままに自由に生きているようで、どんどん自我が無くなってきちゃう事でもある。
「他人の意見を完全に受け付けない」じゃなくて「一応参考にさせていただきます」と理解を示した上で、自分をしっかり持っておくことの大切さや難しさを改めて感じることができました。
そう考えると、自由に生きるってめっちゃハードルが高いようで、しかしそれを実践することができると本当の自分に巡り合うことができるようになるって事なんですよね。
そんなに深く考えたことなかったのでめちゃめちゃ刺激になりました。
おわりに
昔から「人の考え方」とか「どう生きるべきか」とか、いわゆる哲学的な事を考えるのは好きな方で、大学も演劇じゃなかったら哲学科に行きたいかもって思っていた私です。
しかし大人になって、改めて哲学を学ぼうってなると結構ハードルが高いんですよね。。。
そのハードルをグンと下げてくれたのが本書『眠れなくなるほど面白い哲学の話』だったような気がします。
仕事や生活の中で壁にぶち当たったり、自分の考え方や生き方などを見直したいなって思い、哲学に興味を持った方には是非入門書としておすすめしたい1冊になりました。