会社で働いていると、いろんな仕事が回ってきて仕事量が多く感じてしまう…。
なんで私だけいつもこんなに仕事が多いんだろう…。
そう思ってしまうこともありますよね。
一番の要因はあなたが仕事ができる人だからです。
しかし、そうはいっても量が多いと仕事に忙殺されている感じがして消耗してしまう…仕事が楽しくないって思ってしまうのも事実です。
そんな状況を打破していくには、仕事に対する考え方ややり方を少し変えてみることでかなり改善する可能性があります。
今回は「職場で私だけ忙しい!私だけ仕事が多い!と思ってしまうあなたへ。」と題して、私が実際に「自分だけ忙しい!」と思っていた時に実践した対策などを紹介していきたいと思います。
職場で私だけ忙しいと思ってしまう要因
職場で自分だけがやけに忙しいのには、下記のようなことが原因になっている可能性があります。
- あなたがサクッと仕事ができる人だから
- あなたは要領がいいから仕事を頼みやすい
- あなたの仕事のクオリティが高いから頼みたい
- あなたに頼むときちんとやってくれるという安心感がある
つまり、仕事ができる人だからなんです。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
サクッと仕事ができる人だから
一番の理由は、あなたが「サクッと仕事をしてくれる人である」と認識されているからというのが大きいです。
仕事を振る側からすれば、効率よく仕事をこなしてくれる人に任せて生産性を上げたいと思うのが自然ですよね。
あなたに仕事を任せれば効率よく仕事をサクッと終わらせてくれる、という安心感と信頼があるため、より仕事が集中的に回ってくるというわけですね。
仕事をする上ではめちゃくちゃ大切なことだし、素晴らしいことなんですけど、それがかえって仕事量を増やしてしまう要因になってしまうのも確かです。
要領がいいから頼みやすい
要領がいいと認識されているのも、任される仕事量が増える要因です。
いろんな仕事を一気に片付けてしまうことができる「マルチタスクが得意な人」は、あれやこれやと任されやすいですね。
そしてあなたも、「一気に片付けるためにはどのようにこなしていくと一番効率が良いか」などを考えながら仕事をするので、仕事をさばきながら頭もフル回転で仕事に取り組むと思います。
なので、余計にめっちゃ忙しく感じてしまうんですよね。
それでもしっかりこなしてしまうから、次から次へと仕事が回ってきてしまうという現状があります。
クオリティが高いから頼みたい
クオリティが高い仕事ができると、どうしても仕事が多くなります。
誰しも「良い成果」を挙げてくれる人に仕事をしてもらいたいと思いますからね。
あなたに任せればクオリティの高い仕事をしてくれるという期待から、どんどん仕事を回されるという状況になります。
あなたも期待通り高い成果を挙げるために懸命に仕事に取り組むので、良い仕事ができます。
しかし、忙しさは増すばかりですね。
きちんとやってくれるという安心感
ミスなくきっちり仕事をしてくれるという安心感は、仕事を集めます。
いくら仕事が早くてもミスが多い人に仕事を任せると、後々修正が必要になってきたり、使い物にならなかったりする可能性がありますもんね。
そうなると、二度手間三度手間が発生して非常に効率が悪いです。
その点、初めからきっちりやってくれる人に仕事をお願いすることは、仕事を回す側からしても無駄なく進めることができるのでとっても助かります。
私だけ仕事が多いと思ったときの対策
「仕事ができる人」と思ってもらえるのはとても嬉しいことですが、それでも仕事に忙殺されてしまうと身体的にも精神的にもあまり良い環境とは言えないですよね。
かといって「仕事をしない」というわけにもいきませんし、あなたもそんな無責任なことはできないはず(仕事ができる人だから!)。
だったら、仕事のやり方を変えてみるのはどうでしょう。
具体的な対策としては下記の4つがあります。
- 他の人に仕事を振ろう!
- 断る力をつけよう!
- 手の抜き方を覚えよう!
- 私がやらなくても仕事は回るという認識を持とう!
体力も精神もすり減らして仕事を全部受け入れるのではなく、マネージメントすることによってあなたの負荷を分散しながら仕事はちゃんとこなすという方法です。
詳しく解説していきますね。
他の人に仕事を振ろう!
自分の手持ちの仕事が増えてきたなと感じたら、それを自分だけで効率よくこなすことを考えるのではなく、人に振るという選択肢も考えてみましょう。
後輩がいるなら、後輩のスキルアップにも貢献できるし、さらにあなたの仕事術を伝授することであなたレベルで仕事ができる人をもう一人増やすことができるので、部署的にも生産性が上がり効率的です!
もしも立場的に仕事を振ることが難しい場合は、上司にも相談してみましょう。
案外他の部署でもできる業務だったり、外注できる余裕があるかもしれません。
断る力をつけよう!
正直に手詰まりであることを伝えて断ってしまうことも大切です。
とはいっても「断る」ことに対して抵抗のある方も結構おられると思います。
だけど、自分がその仕事を引き受けることで生じるデメリット
- 手詰まりのため労力が割けないのでクオリティが下がりますよ
- 納期が通常の倍はかかりますよ
などをしっかり伝えることで、本当に自分がやらないといけない仕事なのかどうかの選別をすることができます。
もし、デメリットを伝えて「それでは困る」ということであれば、絶対的に他の人にやってもらった方が良いです。
逆に「それでも良いからあなたにやってもらいたい」ということであれば、あなたがやる価値がある仕事なので、今持っている別の仕事を引換にしてもらう条件を提示しましょう。
逆に断り方を知っておかないと、次から次へとあなたに仕事が降りかかってくる状況になってしまうので、しっかり自分なりの断り方を身に付けておきましょう!
手の抜き方を覚えよう!
仕事に対して全力で取り組むのはとても良いことなんですが、全ての仕事を全力で取り組んでしまうと、結果消耗してしまいます。
そして完璧主義であればあるほど、100%の成果を求めて確実にやり遂げようとするものです。
しかしそれもずっと続くとしんどくなってきます。
心がしんどくなくても効率が下がってきたり、体がしんどくなくてもイライラしてきたり。
そうなると余計に「なんで自分だけこんなに仕事が多いんだ!」って気持ちも大きくなりストレスになってきます。
そうならないためにも、適度に手を抜くのは大切なスキルです。
あなたが感じる7割程度の力でやってみましょう。
完璧主義者の7割って、そうでない人の10割に近いです。
仕事を振ってくる人にも「いつも大変なのにスミマセン!」と言われます^^;手抜いてるから別に許容範囲なんだけどねって感じですけども^^;
具体的にどうやっているかというと、人に振ったりもしますし、ライティングの場合は一度たたき台のつもりでザーッと書いてみたものを方向性のつもりも兼ねて確認してもらったりします。
完璧主義者の作るたたき台って、結構それで成立していたりします。自分はたたき台のつもりで書いてもそれでOKが出ることもありますからね。
手の抜き方を覚えるとゆとりをもって仕事をすることができるので、心身ともにラクになりますよ。
私がやらなくても仕事は回るという認識を持とう!
「私がやらないと仕事が回らない…!」って思いがちなんですけど、案外大丈夫です^^
そりゃ多少効率も下がるでしょうし、手を動かしている当人たちは大変だったかもしれませんが、事実として私がいなくても仕事は回るんです。
だから、あなたが体や心を壊してまで自分を追い込んでやることはないのです。
そう思えると、結構気が楽になります。
それでもやっぱり私にしかできない!と思うのであれば、自分と同じポテンシャルで仕事ができる人を育てましょう!
そして自分がいなくても仕事が回る状況というのをプロデュースしていくんです。
そうすれば、自分が安心して仕事を任せられる人もできるし、自分の負担も分散することができます!
自分のプロデュース能力も上がり、さらに育成面においてもスキルアップになりますし、一石二鳥ですよ!
まとめ
今回は「職場で私だけ忙しい!私だけ仕事が多い!と思ってしまうあなたへ。」と題して、私が実際に「自分だけ忙しい!」と思っていた時に実践した対策などを紹介してきました。
- 他の人に仕事を振ろう!
- 断る力をつけよう!
- 手の抜き方を覚えよう!
- 私がやらなくても仕事は回るという認識を持とう!
原因は基本的に「仕事ができる人だから」というのが大きいです。仕事ができるがゆえに、仕事を多く任されてそれを自分で抱え込んでしまう。
そんな状況を打破するには、マネージメント力とプロデュース力を磨いて自分の仕事をコントロールしていくこと。
それによってあなた自身の負荷が軽くなり、仕事に対しても妥協なくこなしていけます!
一つずつでも良いので是非意識してみてください。景色が変わるのが実感できますよ^^